インフルエンザでもお風呂は入れる？入浴で気を付ける６つのポイント！

少し前までは風邪や熱があるときは「お風呂に入らないように」というのをよく耳にしました。今では、湯気が鼻詰まりに効果的だったり、のどの保湿になったりすることから、熱が下がり、お風呂に入る元気があれば、無理のない範囲で入浴はOKと言われています。お風呂に入ることで体温が上がり、血行も良くなり、免疫力が上がるなどメリットもあります。今回、インフルエンザにかかったときにお風呂に入れるのか、入る時に注意することを色々調べてみました。

インフルエンザでもお風呂に入れる？

インフルエンザでもお風呂には入れますが、様々な注意が必要です。以下のような症状がある場合は、入浴は控えて安静に過ごしましょう。

・３８度以上の高熱が続くとき
・嘔吐や下痢が続くとき
・全身のだるさがあるとき
・頭痛やめまいがあるとき

インフルエンザで３８度以上の高熱が続いているときは、３７度代に下がるまで待ちましょう。高熱が出ている時は体がウィルスと戦っているのでかなりの体力が奪われています。入浴は体力を消耗するので高熱があるときの入浴は避けましょう。

汗をたくさんかいたらこまめに着替えたり、温かいタオルで体を拭いたりして清潔に保つようにしましょう。水に濡らしたタオルを搾ってレンジでチン！蒸しタオルにすると良いですよ。シャワーで汗を流すのはNGです！シャワーは体の芯まで温まりにくいので体が冷える危険性があります。体が冷えるとウィルスが活発になります。

高熱が下がるまでは、まずは休養と栄養！しっかり休んで体力を温存することが大切です。

インフルエンザのときのお風呂の入り方は？

３７度~３７度５分位に熱が下がり、体調が回復してきたと感じたら入浴OK！

高熱で２，３日寝込んだ後、熱が下がると「お風呂に入ってサッパリしたいなぁ」という気持ちになると思います。そのように思えたときは体もだいぶ元気になっています。以下のことに気を付けて入浴することが出来ます。ただし、熱が下がっても食欲がなかったり、全身のだるさがあったりする時は入浴は控えて安静に過ごしましょう。

１．入浴は長湯はせずに短時間で！

熱が下がっても、インフルエンザが完治していないときは想像以上に体力が失われています。長湯はせずに１０~１５分程度で上がるようにしましょう。

２．湯船の温度は４０度~４１度で！

湯船の温度は、ぬる過ぎず熱過ぎずで４０~４１度が最適です。血行が良くなり、免疫力もアップします。４２度以上になると心臓への負担が大きくなり、神経も刺激されるので避けたほうが良いでしょう。シャワーだけでは体の中まで温まりにくいので、体が冷える恐れがあります。湯船に浸かって体の芯まで温まりましょう。

３．脱衣場は温かく！

インフルエンザの流行る時期は、脱衣所はとても寒いですよね。急激な温度差は体への負担が大きくなるので、脱衣所は入浴前にヒーターなどで温めておきましょう。また、浴室も湯船のフタを開けておいたり、シャワーでお湯を溜めたりして、浴室全体を温めておいてから入浴すると良いですよ。

４．髪の毛はしっかり乾かす！

お風呂から上がったら、すぐに髪の毛を乾かしましょう。生乾きでは寒気を引き起こし体が冷えます。湯冷めしないようにドライヤーでしっかり乾かしましょう。

５．水分補給を忘れずに！

入浴をすると体力も水分も失われます。入浴後はしっかり水分補給しましょう。体が冷えないように温かいお茶や白湯などがオススメです。

６．温かいうちに寝る！

髪を乾かし、水分補給をしたら、体が温かいうちに早めに布団に入りましょう。ウィルスは熱に弱いので、体を温かくしてしっかり休養すると、回復も早まりますよ。

入浴のポイント

１．お風呂に入るのは１０分程度
２．湯船の温度は４０~４１度
３．脱衣所は温かく
４．髪の毛はドライヤーですぐにしっかり乾かす
５．水分補給をしっかりする
６．体が温かいうちに寝る

インフルエンザはお風呂で感染する？

インフルエンザウィルスは高温多湿が苦手なので、お風呂で感染する可能性は低いです。ただし、念のため、入浴の順番は一番最後にすると良いでしょう。また、タオルは家族とは別々のものを使用したり、ドアノブはアルコール消毒したりするなど、接触感染しないように十分に注意しましょう。

まとめ

ウィルスは熱に弱いので、お風呂に入ることで体が温まり、回復も早くなることが分かりました。熱が下がり、お風呂に入る気力と体力が出てきたら、ホカホカに温まって湯冷めしないように気を付けて温かいうちに寝る！これがポイントですね。ただし、無理は禁物です。無理して入って湯冷めしたり、体調を悪化させたりすることがないように、体調を見ながら入浴しましょう。

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